
頭皮の下には、柔らかな肉質組織があります。
皮下脂肪組織、毛細血管、毛細神経、毛胞、毛嚢、皮脂腺、汗腺、起毛筋など、これらを一括して「皮下組織」と呼び、さまざまな機能を果たしています。
皮下組織は、固い頭骸骨と頭皮にはさまれているので、頭皮を叩き続けると、皮下の柔らかい組織が傷むだけでなく、ときには完全に破壊され、やがて皮下組織そのものが回復不能になってしまうこともあります。
そうなると、失われた組織に代わって皮膚(頭皮)が次第に厚く固くなります。
前回の話にもあったように、頭皮は柔らかいのが健康な状態です。つまり、叩くことで頭皮を不健康にしてしまうのです。
イメージしてみてください。
大きく元気よく育っている植物は、土の中で深く根を張っています。
根を張るための土がないと、当然ながら植物は大きく育ちません。
髪の毛も同じです。発毛したうぶ毛が、毛球を皮下組織の深部で膨らませ、栄養供給を受けながら成長します。
でも、皮下組織が破壊されてしまった頭皮では、健康な髪の毛が育つことはできません。
もし、これまで頭皮を叩いてた方は皮下組織にダメージを与えていたことになります。でも、
ご安心ください。
人間の体は優秀で、自然回復機能が備わっています。
皮下組織にダメージを与えることをやめて、頭皮の改善を心がければ、改善に伴って皮下組織も回復するのです。
もちろん、急に回復するわけではなく、回復に必要な時間は、今までのダメージの蓄積や年齢、体質により個人差はあります。
叩くなど刺激を与えることなく、優しくマッサージして健康な頭皮作りを心がけましょう。
健康な頭皮は健康な髪の毛を作ります。
入浴後、濡れた髪をどう乾かしていますか。
特に髪が短い場合、シャンプー後はタオルドライのみや、乾かさずにそのまま放置している方も多いのではないでしょうか。
髪を濡れたままにしておくと、においや雑菌の発生の原因となり、それが頭皮にとって悪い影響を与え、結果として髪の成長を阻害してしまうことになるかもしれません。
髪の表皮が傷つきやすいため、濡れた状態で寝ると枕やシーツとの摩擦により傷んでしまい、パサパサしてしまいます。
髪は濡れた状態が一番傷つきやすいことを覚えておきましょう。

「ドライヤーの熱は髪によくないのでは?」と敬遠する人もいますが、正しく乾かせば問題ありません。
まずはしっかりタオルドライ。
水分をできるだけ取ってからドライヤーの出番です。
早く乾かそうとして近づけすぎず、髪から15センチほど離し、毛先より根元から乾かすようにドライヤーをかけます。
同じ向き、同じ場所に長時間ドライヤーを当てないよう気をつけましょう。

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